世界最大級の総合コンサルティングファーム

就活情報

選考におけるポイント

  • 書類選考
  • Web テスト
  • 面接(複数回)※ケース含む
    所要時間 20 分〜30 分のケース面接が多い。フェルミも含め対策が必要。過去には、美容院に関するフェルミ・地方創生をするには・売上向上施策などのお題が出題された。
  • Job 選考
    3人程度の比較的少数グループにて 2 日間の課題解決型グループワークを実施。
  • 最終パートナー面談
    Job 選考の振り返りなど、比較的穏やかな選考になる。

求められる人物像

  • 「何をやりたいのか」という考えを明確に持って BCG と一緒に社会に何かしらのインパクトを与えていくという熱意を持てる人。
  • 成長意欲がある人
  • 考え続けられる忍耐強さ

企業情報

主要事項

  • 設立:会社自体は 1963 年,日本支店は 1966 年
  • 資本金:非公開
  • 従業員数:グローバル 約 18,500 名
         日本 約 750 名 (2019 年 6 月現在)
  • 本社所在地:東京都中央区日本橋室町 三井タワー25F
    その他オフィス:大阪・名古屋・京都・福岡

業務内容

  • “産業別”と“テーマ別”に分かれた組織体系を持つことで深い専門知識を有する。
    i. ”産業別”には 15 の産業が含まれる。

    ① 産業財
    ② 航空宇宙・防衛
    ③ 自動車・モビリティ
    ④ 消費財
    ⑤ 教育
    ⑥ エネルギー
    ⑦ 金融
    ⑧ ヘルスケア
    ⑨ 保険
    ⑩ プリンシパル・インベスター、プライベート・エクイティ
    ⑪ パブリック。セクター
    ⑫ 流通
    ⑬ テクノロジー・メディア・通信
    ⑭ 運輸・物流
    ⑮ 旅行・観光
  • “テーマ別”には 16 のテーマがあり、他社と比較してかなり細かく細分化されているため領域ごとに深い専門性を持てる仕組みになっている。
    ① トランスフォーメーション
     BCG のトランスフォーメーション・コンサルタントは、クライアントがトランスフォーメーショ
     ン・ジャーニーのどの段階にあっても、企業の軌道を変えるためにクライアントのメンバーと肩を
     並べて協働します。
    ② 気候変動・サステナビリティ
     世界中の企業が野心的なネットゼロ・コミットメントで取り組みにさらに力を入れつつあり、BCG
     の気候・サステナビリティ領域のチームは、クライアントがこうした誓約を行動に移し、新たな機
     会をとらえて競争優位性を構築できるよう支援。
    ③ コーポレートファイナンス&ストラテジー
     競争優位性がめまぐるしく移り変わる事業環境で大きな価値を創出する不確実性の高まりが加速す
     る一方で、リーダー企業のポジションが低下するまで、あるいはビジネスモデルの優位性が薄れる
     までの期間は短くなっている。このような環境で成功するためには、事業環境がどう変化するかを
     戦略的な視点から洞察し、ゲームが再び変化する前にその洞察から価値を創出する力が必要。BCG
     はクライアントが成長を促し人材を引き寄せる優れた企業となるとともに、その株式が投資家を惹
     きつけステークホルダーに価値をもたらすという意味でも優れた企業となれるよう支援している。
    ④ 顧客インサイト
     BCG 顧客インサイト・センターは、消費者/顧客行動に関する知識、顧客インサイトの充実したデ
     ータベース、先進的デジタル・イノベーターとの緊密なパートナーシップ、そして、インサイトを
     実行可能な打ち手に変える独自の手法を組み合わせて、クライアントに価値を提供。顧客の行動や
     考え方に関する最適な情報を見出すために独自の定量・定性的リサーチを行う。多くの場合、BCG
     固有のツールや手法――MindDiscovery、Demand-centric growth(ニーズ・願望を起点とした成長)
     など――と最先端のソーシャルリスニング・ツールを組み合わせて活用する。
    ⑤ デジタル・テクノロジー・データ
     企業は迅速な学習能力、衝撃に対する高いレジリエンス(回復力)、逆境に対する適応力を備える必
     要があることが、従来にもまして明白になってきた。そのためには、デジタルによる部分的な改善
     にとどまらず、人間とテクノロジーの能力を意図的に組み合わせることが求められる。つまり、バ
     イオニックな企業になる必要性が急速に高まっている。バイオニックな企業になることで、変化や
     不確実性のなかにあっても優れた業績をあげ、画期的なイノベーションを推進し、これからの時代
     の産業や社会のきわめて大きな問題を解決することができるようになる。そのため、BCG では「バ
     イオニック・カンパニーの構築」をデジタルトランスフォーメーションのアプローチの中心にすえ
     ている。
    ⑥ ダイバーシティ&インクルージョン
     ゆとりのある好況期の好業績企業だけが推進すればよいというわけではない。これらはパフォーマ
     ンス向上の強力な要因であり、企業が景気後退からの回復の加速をめざすなかで従来にもまして重
     要。クライアントが世界や地域社会の多様性を十分反映したチームを築き、ビジネスや社会を前進
     させる力を得られるよう支援。
    ⑦ イノベーション戦略とその実現
     戦略志向で、全社的に一貫性があり、適応力が高い、世界クラスのイノベーション・システムを有
     し、持続的なイノベーション・ジャーニーを通じて次々と成功を生み出す企業の創出に取り組む。
    ⑧ グローバルビジネス
     BCG は、企業が国境や事業を越えたデータの統合、柔軟性、俊敏性を可能にする組織能力・体制を
     構築することで、世界の激しい変動のショックを緩和できるよう支援。
    ⑨ M&A・トランザクション・P M I
     BCG はトランザクションの各段階において、クライアントが案件の価値を最大限実現できるよう、
     専門的知見と組織能力の提供を通じた支援。
    ⑩ 製造
     BCG のオペレーション・イノベーションセンターやグローバル・オペレーションセンターを含む広
     範なリソースを活かして支援。
    ⑪ マーケティング・セールス
     優れたマーケティング・営業組織は、顧客を中心に据え、アナリティクス、アジャイルなプロセ
     ス、実験からの学びを重視するカルチャーを活用して、よりパーソナライズされた体験を提供。多
     くの企業にとって、その実現には変革が求められます。BCG はその変革に伴走し支援。
    ⑫ オペレーション
     BCG はクライアント組織のあらゆるレベルの方々と協働して、調達、サービス・オペレーション、
     サプライチェーン、生産、設備投資プロジェクト・マネジメント、エンドツーエンドのオペレーシ
     ョナル・エクセレンスなどオペレーション・マネジメントの主要領域で変革を推進し実現する。
    ⑬ 組織
     BCG の組織コンサルタントは、従来型のトップダウン・プロセスでライアント企業の組織設計にあ
     たることはない。私たちは、組織変革のパワーをリーダーの手中におさめられる新しいアプロー
     チ、組織モデル、ツールを用いて、企業が将来への準備を整えられるよう支援。
    ⑭ 人材戦略
     人材戦略の基本的要素――リーダーシップ、カルチャー、人材、再教育、HR(人材マネジメント)機
     能――に注力することで、さらに強力、俊敏、革新的な組織をつくり、常に変化する環境によりう
     まく対応できるようになる。
    ⑮ プライシング・レベニューマネジメント
     必要なプライシングの方法や戦略、オペレーションモデルは企業ごとに異なる。私たちは、プライ
     シングとレベニューマネジメントの重要なテーマに関する専門知識・経験と最先端のデータサイエ
     ンス独自のツールを適用。
    ⑯ リスクマネジメント、コンプライアンス
     BCG のリスク&コンプライアンス・コンサルティングチームはクライアントが不確実性を回避する
     だけでなく、機会に変えられるよう支援。
    ⑰ 社会貢献
     先進的組織と密に連携をとり、世界の喫緊の課題の解決に向けて、専門知識・能力を共有・結集す
     るとともに、クライアントの組織能力向上を支援。
    ⑱ ゼロベース予算
     ゼロベース予算は、成長やイノベーションを推進するためのリソースを解き放ち、組織の仕事その
     ものや働き方を根本的に変えることで、大規模トランスフォーメーションの大きな支えとなる。
     BCG のゼロベース予算に精通したコンサルタントは、クライアントがこの手法をコスト意識の高い
     カルチャーに埋め込む支援をする。それにより30%程度の支出削減といった明白な成果が実現され
     ている。

強み・特徴

  • 大規模の外資系戦略ファーム
    i. 業界・テーマを広くカバーしていることが大きな特徴。コンサルタントが多いということは≒案件
    数が多い、幅が広い、ということで日本全体に対する影響力、プレゼンスも大きい。
  • デジタルへの取り組み
    i. BCG Digital Ventures、Platinion、Gamma などの専門の組織を立ち上げ、これまでの「戦略コンサ
    ルタント」採用だけでなく、アナリティクス、エンジニア、デザイナーを採用して自らプロダクトを
    作るなど、開発まで幅広く行っている。
  • ライフステージに柔軟な WLB
    i. 『ワーキングマザー』(アメリカの雑誌)による調査においては、常に女性が働きたい企業の上位
    100 社に選ばれている。また、女性特有の家庭や個人的な事情に合わせて、短縮時間勤務、休職、ク
    ライアントワーク以外へのアサインなど、さまざまな選択肢が用意されており、ライフステージの変
    化によりキャリアを諦めねばならない人が減るように配慮されている。
  • オーダーメイド戦略
    i. 「フレームワーク戦略」のマッキンゼーに対し、仮説思考という、課題解決に向けて自分なりの仮
    説を立て、論点をしぼってアプローチする「オーダーメイド戦略」をとっている。経営学の教科書
    に書いてある「経験曲線」や「PPM」といったコンセプトもBCG によって生み出された。

社風

  • 戦略ファームの中で特に、人を大切にする社風
    i. 若手を育てる社風と制度があり、上司との濃い結びつきがある。仕事内容以外の、キャリアなどに
    関する話し合いの場を頻繁にプロジェクトリーダーが設定してくれる。

年収推移

  • 平均年収 1,860 万
    入社 1 年目は 700〜750 万
    入社 2 年目〜は 800 万
    入社 3〜5 年目は 1,500 万
    それ以降は実力に応じて、2,100 万〜

採用大学

  • 東大・京大をはじめとする最高峰国立大学と、一部早慶から内定。ただし、学部生より院生が多い。

参考

  • “ホーム” BCG
    https://www.bcg.com/ja-jp/ (参照 2022-12-09)
  • “ワンキャリア“ BCG 選考フロー
    https://www.onecareer.jp/companies/2/selection_steps/2022/2 (参照 2022-12-09)
  • “会社概要“ BCG
    https://www.bcg.com/ja-jp/about/overview(参照 2022-12-09)